sakyo-a’s diary

雑記しか書かないブログ

自分がどこにもいない人

自分て、持ってますか?

そういう自覚がありますか?

 

僕にはありません。

 

本当に自分が好きなものは何か?

本当に自分がやりたいことは何か?

 

全くわかりません。

 

もちろん好きなものはありますよ。

大好きな人もいますよ。

 

でも、それが本当に自分の意志から出ているのかどうかがわからないのです。

いつか誰かに押し付けられた価値観なんじゃないか?

誰かがいいと言っていたからそう言ってるだけなんじゃないか?

そう聞かれたとしたなら、途端に僕は無言になってしまう。

そういったものが僕にはわからない。

 

他人の顔色をうかがいながら、

場の空気をひたすら読みながら生きてきたから、

誰かのために自分を犠牲にして生きることを強いられてきたから、

(自分に)迷惑をかけるなと責められながら生きてきたから、

何か失敗した時、(自分の)立場はどうなるんだと責められてきたから、

本当の自分をどこかに置き去りにして来てしまった。

 

今さら、彼を呼び出そうとしても、

彼はもういない。

僕にはそのすべすらわからない。

 

僕は置き去りにしてきた彼にもう一度会いたい。

そして謝りたい。

涙を流して謝りたい。

許しを請うて、2度と彼と離れ離れにならないことを誓いたい。

 

今思うと、僕をそんな風に扱ってきた人たちの酷さに気が遠くなる。

そんな人たちと同じ時間を過ごさなければならなかった自分がとても可哀想になる。

 

でも、僕はその人たちに怒っているわけではない。

他人に対して、それが身内であっても、その余王にしか接することのできなかった人たちもまた不幸な人たちなんだ。

でも、だからといってその人たちを許したわけではない。

なぜならその人たちは相変わらず僕をそのように扱うから。

それは一生変わらないから。

それをわかっているから。

それをやっと理解することができたから。

 

だからできる限り距離を置く。

どこかに置き去りにして来てしまった彼を取り戻すためには、もう二度と彼を傷つけないようにしなければならないし、もしそのようなことが起こったときに彼を守ることができる自分でなければならない。

 

たくさん傷ついて、僕を信用しなくなった彼の信用と信頼をどうにかして回復したい。

それはとても難しいことだけれども、そのことに気が付いただけでも大きな進歩。

 

僕はやっとスタートラインに立つことができた。